アロタウ市場及び水産設備改修計画(パプアニューギニア)

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    改修後市場内

  • 市場外観

    市場外観

  • 市場鳥瞰

    市場鳥瞰

開始: 2016
地域: 大洋州
事業形態: 無償資金協力
プロジェクトの背景
パプアニューギニア国ミルンベイ州の州都アロタウ市の中心地にあるアロタウ公設市場は1969年に開場されました。同市場は州内各地から多くの各種農水産物が集積し、同市の住民向けの小売市場であると同時に、内陸部や離島の農民・漁民にとって現金収入が得られる重要な場所となっています。しかし、近年では老朽化が進み、隣接する木造桟橋は腐食部分も確認され、数年内に使用できない状態になる可能性が高くなっていました。そこでパプアニューギニア政府は、ミルンベイ州の水産振興を重点政策と位置づけ、その一環としてアロタウ市場と関連施設の改修・整備を重視し、日本に本案件にかかる協力を要請されました。
プロジェクトの実施
本協力では既存の老朽化した市場を改修し、これまで同じ区画に混在して販売されていた水産物、成果物並びに加工品などを別々の棟で扱えるようにしました。また、同時に係船施設を改修・整備することで、同州における農水産物の流通の改善・活性化を図りました。