セネガル国水産行政アドバイザー

実施背景

セネガル国は、これまで日本をはじめ多くの援助機関の支援を受けながら、行政と漁民による水産資源共同管理の推進等に着実な成果をあげてきました。しかし、資産資源の評価、水産物品質管理能力、バリューチェーン開発、停滞する養殖開発、水産従事者の労働環境の改善など取り組むべき課題が依然残されています。このためセネガル政府は、これらの課題解決に向けた水産行政アドバイザーの派遣を日本に要請し、本業務が実施されました。

実施結果

1.セネガル国の水産セクターの現状を調査・分析し、報告書に取り纏めました。

・漁船登録等データ管理に関する調査報告書

・水産人材育成に係る調査報告書

・水産流通に関する調査報告書

・水産養殖業に関する調査報告書

2.実施中の日本の水産案件について協力・支援を行いました。

・広域水産資源共同管理能力強化プロジェクト

・IUU・海難事故防止にかかる情報収集調査

・ンブール県付加価値向上型水揚げ場整備計画

3.水産政策を基に作成される漁業海洋経済省各局の年間計画の実施に向け、若手幹部職員を対象とした育成会議を実施しました。

4.セネガル水産行政機関から協力ニーズについて整理しました。